株価のグラフ

AIの株価予測ツールは役に立つ?

Artificial Intelligence

AIを使った株式予測とは

AIの活用が進み、商品販売や病気の感染率などの予測にAIが用いられるようになりました。AIは投資分野にも進出し、2013年頃にディープラーニングの手法を使った株価予測が活発になったのをきっかけに、昨今では株価予想ツールを使った投資が一つのトレンドです。

株価予想ツールは、大手証券会社なども取り入れており、AIを使った株式の運用をしている人も増えています。

株価は、企業の利益や株式発行数、金利の状況、経済状況などに左右され、海外に進出している企業はその土地の経済や社会状況に大きく影響されます。AIの株式予測では、過去の株価がどうであったかというデータを元に株価を予測する仕組みです。

今までは人間が手動で分析していたところをAIが膨大なデータを読み込んで学習します。データの精度は人間よりも高い分野のため、効率的な投資活動をする上で、AI株式予測が多く用いられているのです。

完璧ではないAI予測

データの分析ができれば、株価予想も確度が高いと思われる人が多いでしょう。実際には、将来の株価予想をAIによって正確に予測することはできません。

AIでは、予測によって株価が下がってしまうことがあるからです。例えば、同じAIの株式予測ツールを使っているユーザーがいるとします。

C社の株価が上昇するという予測を受けて、それらを知ったユーザーの全てが同じ株を購入するという動きをとるでしょう。すると、購入によって株価は急上昇します。AIの予測に反して、株価が上昇してしまっている状況です。

実態がなく上がる株価はその後に下がってしまいます。このような現象の流れまでは、AIの力では予測できません。

予測状況を追って株価を購入すると、すでに多くの投資家が購入していることが考えられます。そのため、投資予測に頼った投資で儲けることは容易ではありません。予測ツールで一人勝ちすることは難しいです。

AI予測ツールの活用

AIの予測ツールは、全てを予測できる万能なツールではありません。しかし、過去の株価の分析、GDPなど経済全体の状況分析に強みがあるAIなど、どの分野に強みがあるかで株価予測に役立てることは可能です。

投資家の心理に影響するニュース、経営者の発表や最新の経済状況など複数の予測ツールを使って総合的に投資に活かすことはできるでしょう。一つのツールだけで予測を行うと、偏ったデータの予測のため、確度が高い予測とは言えません。

投資を行う時には、予測ツールだけに頼らずバランスのよい情報入手がおすすめです。デメリットとメリットがあるAI予測ツールを使う時には、それらを十分に理解した上で使用しましょう。