定型文の例と一緒に詳しく説明

看護師の申し送りは、口頭で行われたり、情報共有するためにノートにまとめられたり、また、タブレットやパソコンで行われたりしています。病院や施設によって様々なのですが、どれにしても患者さんの状況を交代する勤務者にきちんと伝えなければならないのでわかりやすくすることが大切です。

申し送りをノートに記入する場合、的確に記入しないと情報がつかめず、看護や介護に支障をきたしますので、定型文を使っている現場が多いようです。定型文さえ用意しておけば、あとは患者さんの状況を記入していけば良いのできちんとまとめられた申し送りができます。

例えば、入院してきた患者の場合は、「(氏名)さん(年齢)歳です。(傷病名)により(日付け)に(検査名やどんな手術をするか、どんな治療をするかなど)のために入院されました。現在の状態は(どこまで自分でできるか、安静度)で、介助は(要・不要)です。(その他に申し送りしておきたいことがあれば記入)」というような定型文を用意しておけば、簡単にまとめることができます。

手術後の患者さんであれば「(名前)さん、(病名)に対して(術式名)を受け、(時間)に帰室しました。出血量は(量)で、術中に(使用した薬品名、輸血の有無など)を使用しました。帰室後の痛みは(痛みの程度)で、(鎮痛剤名)を(時間)に使用しました。その他、腸の音や呼吸音、飲水や会話の可、不可、危険行為がないかなどを記入します。

このような定型文を使って申し送りノートに記入すれば、誰が見てもどんな状態かが把握でき、伝達漏れを防ぐことができます。今回紹介した定型文を参考にするのも良いですし、同じ職場の申し送りノートの書き方がわかりやすい看護師を参考にするのもおすすめです。